webメディア「Culture ShockS」で、私(森田)が担当するのは、「逆説世界地図」。
架空の嘘つきメディアが発信する、ガチガチの固定観念だらけの世界地図。
TV番組などのメディアや、宣伝などで強調される、
異文化に対する固定イメージへの違和感がきっかけで
このコンテンツを思いつきました。
途上国の秘境出身の家族が日本にやってきて、「現代的な」暮らしにびっくりするバラエティ番組の定番さ。
アフリカを取り上げる番組といえば、部族の集落へ潜入、日本人には奇怪に映る踊りや摩訶不思議な伝統医療。
国際援助団体の宣伝で使われるのは、だいたいアフリカ系の子供の写真。
一方、
ハリウッドセレブがハマるものは食べ物からライフスタイル、ダイエット法に至るまで、無差別に「素敵なもの」として拡散
お洒落なフランス人は、10着しかない服を持たないで、毎日素敵な着こなしをしているらしい・・・
などなど
個人的にも、
これまで旅行でいったアフリカの国々への旅の面白さや魅力を伝えるのがなかなか難しかったこと。
普段の仕事(国内メーカーの海外事業部門)で感じる、周りの人たちの「欧米以外の国々」への心理的ハードル。
ビジネスでもこれからアジア・中東・南米・アフリカなどの地域のプライオリティはどんどん上がっていくはずなのに、
(業種や社風などによるのでしょうが)少なくとも私の周りでは、
どんなに「海外志向」な人でも、そのあたりの国がいまだに若干「ゲテモノ」的な扱いで(東南アジアはそうでもないですが・・)、
赴任を自主的に希望する人はほぼいなく、海外駐在の希望先はいまだに、もっぱら欧米、オセアニア中心・・・
こういったことには、無意識に刷り込まれたイメージや根強い固定観念のようなものが影響しているのではないか、と思っています。
そのイメージが壁になって、ほんとは面白くて楽しくて刺激的かもしれないものや、新しいチャンスを見失ったりしているのでは??
異なる社会や文化に対し、無意識に偏見のフィルターをかけて、ちょっと勝手な判定を下しているのでは??
そんな想いをこめ、「逆説世界地図」では、
心の中にひそむ固定観念の存在に気づき、ザワっとするような、
ちょっと不気味で、でも多少は役に立つ?!世界地図を描ければと思います。
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